先日再入荷しました、Bacchus BTE-TEをレビューします!
昨年より発売しており、見た目のインパクトと価格の安さから当店でも人気のテレキャスタータイプですね。
ギターをあまりされてない方からすると、この茶色一色のどこにインパクトがあるんだ?とお思いでしょう。
こちらはオールローズテレキャスターという、現在では製造することすらほとんど叶わない、伝説的なギターがあります。
ローズウッドという木材はギターの指板やアコースティックギターの横板、裏板に用いられる定番の木材なのですが、あまり大きなサイズで採れるものではありません。
しかし、The Beatlesのジョージハリスンが1969年1月にイギリス・ロンドンで行われたルーフトップ・コンサートなどでボディ、ネック、指板全てがローズウッドで出来たテレキャスターを使用しました。
これにより爆発的な人気を得たオールローズテレキャスターですが、近年はローズウッドは輸出入の規制対象になったり、そもそもボディのサイズに使えるほどのローズウッドが採れなかったりと、作られたとしてもかなり高額になっていました。
そんな中、Bacchusが!
テックウッドというローズウッドのような見た目の合板材で、本物と同じく中身をくり貫いたチェンバー加工のテレキャスタータイプを作りました!
詳しくはメーカーサイトより引用します!
コストパフォーマンスに優れた海外生産ラインナップであるBacchus Universe Seriesにテックウッドを採用した「BTE-TW」が登場しました。
テックウッド(Tech Wood)とはギターやベースに使用されるポプラ材を何層にも重ね合わせ作り上げた合板材です。近年資源の減少により希少性を増すローズウッドの外観に近く、木目を楽しめるよう積層の仕方にも一工夫されています。ボディ内部をくり抜き、軽量化してあるため気軽に演奏をお楽しみいただけます。
また木材は何層にも重ね合わせたほうが狂いづらいと言われ、ネック材など剛性向上にも期待できます。
前置きはさておき、見た目が良くても肝心の音はと言いますと……
良いです!
当店ですと3万円ほどで販売しておりますが、かるーく、それ以上のクオリティのサウンドです!
フラット寄りな指板によりチョーキングしても音詰まりはしにくいですし、テレキャスタータイプにありがちな弱弱しいフロントの出音ではありません!
しっかりと低音のでるフロントピックアップに、歯切れのよく、パワーのあるリアピックアップ。
ミックスポジションにすればコードの分離感は良く、バッキングに最適なサウンド!
正直、見た目だけのギターかと思ってましたが、そんなことはありません!
しっかり使える、テレキャスタータイプです!
しかし難点を挙げると、なかなかに重いです……
約4kgほど……
チェンバー加工されてこの重量は、やりますね……
しかし、その分サスティンは良いです!
本物のオールローズテレキャスターには手が出せなくとも、Bacchus BTE-TEならばなんとかなる方も多いのでは!
値段もほどほどですので、気を使うことなくがしがし使えるのも良い所!
向井秀徳さんや、野田洋次郎さんも最近オールローズテレキャスターを使ってますよね……
是非、ジョージハリスンフリークの方以外にも手にしていただきたいギターです!
以上、Bacchus BTE-TEレビューでした!