三条本店 stage|ギター・ベース・ドラム・デジタル楽器等
語る「ピッキング・アングル」
こんにちは、JEUGIA三条本店stageのミヤグチです。
本日の「スタッフが語る」テーマは、「ピッキング・アングル」です。
普段、このことを意識してギターを弾いている方がどのくらいいらっしゃるのかわかりませんが、意外と深いテーマですので、ぜひ語らせて頂きたいと思います。
Q1 ピッキング・アングルってなんですか?
ピックが弦に対してどのような角度(アングル)で接触しているかということです。
普通の人は、ギターを弾くときピックを持つ手の親指の先が下を向くようにピッキングします。
ですので、このアングル(角度)のことを指して「順アングル」と呼びます。
しかし、世の中には親指の先を上に向けるようにした角度で、ピッキングしている人がいますので、これを指して「逆アングル」と呼びます。
Q2 理想のピッキングとは?
順アングル・逆アングルというのがわかると、じゃあどっちの方がよいのだろうかと考えたくなりますよね。
ですが、理想のピッキングって「平行ピッキング」なんじゃないかと思うんですよ。
弦とピックが平行になるように弾く。
これが、一番弦がよく振動してくれますし、ピッキングしたときのノイズが少なくなります。
逆に、ピックを真縦にして、弦に対して垂直にピッキングするとシャリーンとひんやりとした音がして、ぜんぜん弦が振動していない気がします。
というわけで、ほんとは「平行ピッキングしたい」と思うわけです。
Q3 ではどっちがいいの?
どちらにも良さがありますし、
どちらにも欠点があります。
順アングルの利点
・弾きやすい
・アームに手が届きやすい
・ブリッジミュートしやすい
・ギターを低い位置に構えられる
・ピッキングハーモニクスが出来る
逆アングルの利点
・アップピッキングの音量が大きい
・全体的に甘い音がする
というわけで、
逆アングルにはあまりメリットがありません。
とくに、ロック系のギターには
致命的なデメリットがたくさんあります。
しかし、やはりこの独特のメロウで太い音を求めて
これを追求しているアーティストもたくさんいます。
マーティ・フリードマンさんはその代表のような人です。
自分のピッキングが、どちら寄りかを考えるだけで
かなり自分のギターの弾き方というのに興味をもつことが出来ますし
わざと逆にしてみることで新たな発見があるかも。。。
以上、ミヤグチがお送りしました。
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