今年の夏に日本で公開され、まさかの年内発売となりました『インクレディブル・ファミリー』。
言わずと知れたディズニーピクサーの名作『Mr.インクレディブル』の続編であります。
ご存知ない方もいるかと思いますので、カンタンに紹介。
前作『Mr.インクレディブル』では、ヒーローとして超越した力を保持しながらも『一般人』として生きる事を課せられたヒーローたちの葛藤を丁寧に描いた実は人間ドラマ的作品。
スパーパワーを持ちながら、それを活かせない人生とは、例えば得意な事と仕事が必ずしも一致しない現代社会をある意味で表してます。
人間ドラマ、家族愛、そしてピクサーがピクサーたる所以の圧倒的クオリティの映像で描かれる超絶アクションシーン、それが全部詰まってる訳ですからヒットしないはずがありません。
かくして大ヒットを記録して、長らく熱望されていた続編として発表されたのが、この『インクレディブル・ファミリー』。
前作の『ハッピーエンド』と思われていたシーンから始まる今作は、そのシーンが生んだ結果によってヒーローたちが再び苦悩する。。
あれ?なんだか前作と似ているような??と思う展開ですが、様々な社会問題が生まれる現代においてそのリアリティ加減が絶妙にマッチしているように感じます。
あと、あんまり言うとネタバレになるので控えめに言いますが・・
末弟のジャックジャックが末恐ろしいほど可愛いです。
個人的には、ジャックジャックを主人公にしたスピンオフを是非作って欲しいと心の底から思います。
今作では意外とアクションシーンは控えめでしたが、新しく登場した個性的なスーパーパワーがぶつかり合うバトルは一瞬も目が離せないほどスリリング。
ピクサーが生みだす素晴らしい映像表現と、この『ヒーロームービー』のアクション表現ってのは非常に相性が良い事が証明された傑作。
前作から14年、リアルに流れた年数もすごいけど、その間に積もりに積もった期待感に応えた続編をサラッと出してきたピクサーさん、やっぱりすごいっす。
次回作は、出来たらもうすこし早めのスパンで出して欲しいなぁ、なんて思った映像担当でした。
映像担当T
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