こんにちは、ギター担当のKです。
今回はおススメの漫画をご紹介。
瀬口忍 『囚人リク』全38巻
■あらすじ
突如飛来した隕石が都心に激突したことにより、東京は壊滅。隕石クレーター周辺は復興から取り残され、治安が極端に悪化したスラム街と化した。そのためスラムは壁によって隔絶され、外界よりもさらに厳しく治安が維持されていた。
隕石墜落孤児の少年リクは、「おじさん」と慕う中年警察官・藤本吾郎に見守られながらスラム街で日々をたくましく過ごしていた。しかし、藤本は警視総監・鬼道院永周の悪事を暴こうとして殺害され、その場に居合わせたリクは藤本を殺害した容疑で罪を被せられ、鬼道院の手で極楽島特級刑務所へ収監されてしまう。
脱獄物の作品です。
緊張と絶望の連続、その先にあるものは光か闇か。
強い身体を持っているわけでも、頭が良いわけでもない、ただただ真っ直ぐ「明日を信じる」強い心を持った主人公リク。
正義を貫いたおじさんを殺した鬼道院に一発げんこつを浴びせるべく、脱獄を決意します。
スラムのギャング団のボスであり、刑務所内では27番木工所のボスを務めるレノマをはじめ、リクに心動かされたくせ者揃いのメンバーで難攻不落の極楽島特級刑務所からの脱獄を計ります。
少年漫画なのですが、その脱獄のギミックはリアリティがあり、「その手があったか!」の連続で読み手を飽きさせません。
そして希望を描くのも上手いのですが、それ以上に絶望の描写が凄まじいのもこの漫画の特徴。圧倒的画力と構成力で描いた傑作です。
おススメですー!
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