こんにちは!
教室担当のFです。
12月より久御山店勤務となりました!
よろしくお願い致します♪
最近読んだ本のお話をします。
榎本 憲男 著
「エアー2.0」
以下、あらすじはアマゾンさんのサイトから引用させていただきます!
新国立競技場の工事現場で働く中谷は、不思議な老人と出会う。老人はいかにも肉体労働には向いておらず、仕事をクビになるが、現場を去る直前、翌日の競馬の大穴馬券を中谷に託していた。老人が姿を消した直後、工事現場では爆破事件が起こり、翌日馬券は見事的中する。
5000万円の現金を手にした中谷の前に、再び老人が現れ、彼が開発した市場予測システム「エアー」の代理人として、日本政府との交渉窓口となるよう、中谷は依頼される。
「エアー」は世の中に渦巻く人間の感情を数値化して、完璧な市場予測を可能にするシステムで、それは政府が握るビッグデータと結びつくことで、国家の予算を潤すほどの巨額な利益をもたらすものだった。
謎の老人の代理人として、政治家や官僚たちと交渉を重ねる中谷だったが、「エアー」を供与する見返りとして、福島の帰還困難区域を経済自由区として、自分たちに運営を任せるという要求を突きつけるのだった。
現代日本が直面する難題をつまびらかにし、圧倒的なスケールで描く近未来経済サスペンス小説。
・・・
この作品が出版されたのは2016年なのですが、
東京オリンピックを間近に控えた今、読んでみようかなと思い手に取った一冊です。
とにかく大胆で、少し強引な方法・やり取りで物語がどんどん進んでいくのですが、
希望にあふれる被災地の復興の様子などが表現力に富んでいて読み応えがすごい…です!
経済学の話も出てくるのですが、主人公が疑問を投げかけ、周囲の人間が分かりやすく説明する、という読者にもありがたい会話構成となっているため予備知識無しでもしっかり理解できます。
ちょうどJEUGIAのお隣が書店となっているため
気になった方、お買いものやレッスンの行き帰りのお時間に是非手にとって読んでみてくださいね。
それでは今日はこの辺で~。
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