ショパン/即興曲第3番 変ト長調 Op.51
スタッフTKのオススメクラシック 2017.3.11 Vol.0
草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE
今年度(2017年)のPTNAの課題曲が発表になりました。その中に私のお気に入りの曲があったので、今回はこの曲を紹介します。即興曲第3番はショパンの作品の中ではかなりマイナーな部類に入るもので、4曲ある即興曲でも全曲を取り上げないかぎり、単独で演奏されることはあまりありません。
作曲されたのは1842年で、ショパンの晩年のころ、英雄ポロネーズやバラード第4番と同じ時期の作品です。
またこの曲はピアニストによってテンポの解釈の違いが大きい曲で、最初に出版された楽譜には速度標語として「Tempo giusto」としか書かれてなく、例えば速い演奏でサンソン・フランソワの4分16秒、ゆっくりした演奏でマレイ・ペライアの6分29秒となんと2分以上の差があります(この曲は繰り返しがないので、繰り返しの省略でのタイムの違いはありません)。
オススメの演奏は上記のペライアです。コルトーやフランソワの速い演奏の後で聴くとその違いにビックリしますよ。
2017.3.11 Vol.0
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