ジャズとの出会い【スタッフが語る】
スタッフが語る○○シリーズ
三条本店 stage|ギター・ベース・ドラム・デジタル楽器等
みなさんこんにちは!Nシマと申します。
私はジャズという音楽が好きです。
だから今回は、なぜ私がジャズにはまったかを語ってみたいと思います。
それは、今から10年以上前の出来事です。
私は当時からギター売り場でお客様とお話していました。
ある日、Tさんという50才前後の男性のお客様がギターの試奏をされていました。私が横で聞いていたら、今まで聴いた事のない単音のフレーズをパラパラと弾いておられました。
肩の力が抜けた軽いタッチで、一つ一つに主張は無いけれど、何故か私の心に引っかかるものがありました。
私は思わず質問しました。
「今のフレーズ誰ですか?」するとTさんはこう答えました。
「誰って、俺やがな(ニカッ)」
私は「これは誰かプロの作ったフレーズをコピーして弾いている」という
自分の浅はかさな先入観から質問してしまった事を、無性に恥ずかしくなりました。
と同時に音楽に対する私の勝手な思い込みに気づいた瞬間でした。
Tさんは得意そうに、これでもかといっぱいメロディを弾いてくれました。
私は気づきました。
(こ、これは覚えたフレーズの羅列ではない!)
Tさんのメロディは、ちゃんと繋がっています。
そして自由気ままに楽しそうに弾いています。
それは経験の浅い私でも、覚えて弾いているのではないとわかりました。
どきゅぅーーー~んっ!(心臓に矢が刺さった感じの音)
ぼろぼろぼろぼろ(ウロコがおちてる音)
その時私は、まさに目からウロコ状態です。
(ジャズって人まねじゃなくて自分を表現出来るんやん!ええやん!かっこええやぁん!)
今から思えば気恥ずかしく、どしょうもないのですが、私は本気でそう思いました。
そして開眼。私は、ジャズの奥深さにはまっていく事になります。
Tさんがいなければ、今の私は存在しません。Tさんありがとうございます。
三条本店 stage|ギター・ベース・ドラム・デジタル楽器等 TOPページ