風鈴【スタッフが語る】
スタッフが語る○○シリーズ
三条本店 stage|ギター・ベース・ドラム・デジタル楽器等
皆さんこんにちは!JEUGIA三条本店Stageの友田です!
最近は気温もすっかり夏らしくなってきましたね。
京都は特に盆地特有の暑さで、「あつい~。」と言わずにはいられない日々です。
そんな暑い夏に、よく耳にするこんな音があります。
「チリ~ン」
あいにく文面でしかお伝えできませんが、何の音かおわかりでしょうか。
そう、『風鈴』です!
今となっては涼しさを感じるための物として広く親しまれていますが、昔は別の目的があったそうです。
それは、「魔除け」!
昔は衛生状態の悪さなどから、強風がふけば悪霊が運ばれてきて病気になると信じられていました。
風鈴を吊るすことで、音が聞こえる範囲には悪霊が寄り付かないとされ、
多くの民家などで使用されるようになったそうです。
お寺では今でも、青銅でできた風鐸というものが魔除けとして用いられています。
その風鐸が元となり、風鈴になったと考えられています。
このように「音」による魔除けや、まじないといったものは風鈴以外にもあります。
神社では馴染み深い、お参りのときに紐を揺らして鳴らす大きい鈴(本坪鈴)や
仏壇の前でチーンと鳴らすあれ(鈴-リン)もそうです!
今回語った内容は、楽器の演奏とはまた少し違いますが、
音を鳴らすということ、そこに何かしらの意味合いやメッセージが込められているという点では、
似通った部分もあるかもしれません。(そもそも鈴は楽器として存在しますしね。)
風鈴のあの涼しげな音も、夏の風物詩とされていますが、
聞いただけで涼しい気持ちになれるのは、よくよく考えると不思議ですよね~。
メロディーや歌だけではなく、皆さんが日常の中で何気なく聞いている「音」にも、
実は意外な事実が隠されているかもしれませんよ。
今これを読んでくださっているときにも、何か音が聞こえないでしょうか?
え?うめき声が聞こえた?
……夏ですね~。
スタッフが語る○○○ まとめ
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