杭州工場探訪紀~シーズニング編~
そこまでやるか!ヤマハクオリティ
三条本店 stage|ギター・ベース・ドラム・デジタル楽器等
皆さん。こんにちは。
三条本店stageの佐々木です。
さて、いよいよ工場見学のレポの始まりです。
パチパチパチ。
酷暑の中、バスで到着したのは、中国杭州にあるYAMAHAの工場です。
訪れた杭州の工場では、ギターとピアノを製作していました。
(ピアノの製作ラインは撮影NGだった為、割愛します)
まず、案内されたのは木材のストックがシーズニングされている場所です。
シーズニングには自然乾燥と人工乾燥とがあり・・・。
その前に!
シーズニングとはなんぞや??
簡単に説明しますと
木材には水分が含まれており、水分を多く含んだ状態で加工し
楽器を製作すると完成後、大きな狂いが出たり、反ったりするのです。
加工、組み立てを行った後、極力狂いや反りが出ないように
自然乾燥、人工乾燥を経た後、ようやく加工を行います。
もちろん、加工した後も一定のシーズニング期間を経て
木材の細かい加工や組み立てが行われます。
しかし、そこまで下処理を行っても反ったり、狂いが出たりするのです。
なんせ相手は自然の木材を使っているので・・・。
狂いや反りを極力、少なくする作業という所でしょうか。
戻ります!
高く高く積み上げられた木材は圧巻でした!
スプルース、シダー、エボニー、ナトーetc・・・
スプルースに関しては、グレード別に分かれていました。
あなたはFG-820に使うからね。
あなたはLL6AREに使うからね。
あなたはあんまりだから色塗っちゃうね。(音質にはもちろん問題なし)
的に。
そして、自然乾燥後に放り込まれるのは人工乾燥炉!
さすがに中に飛び込む勇気はなかったので、外観だけパシャリ。
ギター製作の基礎となるシーズニングのレポでした!
次回はARE処理についてです!
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