オーケストラ等でひと際大きな弦楽器がコントラバス。人の体長を超える位の大きな楽器でどうやって弾いて、どんな音がでるのだろう?と思う人もいるかもしれませんね。
そんなコントラバスをご紹介します。
ヴァイオリンやチェロのように5度間隔ではなく、低い弦からE-A-D-Gとギターの低音源の4本と同様の4度間隔です。
ヴァイオリンと同じく弓を使って演奏します。
コントラバスの弓はジャーマン・ボウとフレンチ・ボウの2種類あり、一般的に日本ではジャーマン・ボウを使うことが多い。
弓の種類と弓の持ち方は、2種類あります。右手の手のひらを上にして持つ「ドイツ式」と、ヴァイオリンやチェロなどと同じように手の甲を上にして持つ「フランス式」とがあります。
日本ではドイツ式が広く用いられています。その理由は、日本で最初にチェコに留学した演奏家がドイツ式を学び弟子達を通して広めたからだと言われています。
左手は親指で楽器を支え、親指以外の4本の指で弦を押さえます。
コントラバスは調節可能な脚(エンドピン)で床に立てられ、演奏時は楽器の胴と奏者の左膝で支えます。
オーケストラでは、ほとんどがコントラバス専用の高い椅子に座って演奏します。