アップライトピアノ・・・たて型(箱型)ピアノです。グランドピアノに比べて場所をとらず、ピアノを習う際の入門機として生ピアノの魅力を味わえます。「生ピアノ」(アコースティックピアノ)とは、鍵盤を弾くと電気を通さずに弦をフェルト状の「ハンマー」と呼ばれる部分が「叩く」構造になっているもの。基本的に木材・金属・フエルト等からなり、大きさは背の大きいもの(高さ131cm)からコンパクトなもの(高さ112cm)まであり、デザインもさまざまで、黒色や木目調、猫脚のもの等あります。またご近所に配慮して好きなときだけ音を消して演奏できる「消音ユニット」が装備されたものもございます。また演奏を録音したり自動演奏ができるものも。
グランドピアノ・・・コンサート等で出会える、流線型の(くびれた)デザインのピアノ。中級者~上級者に必要とされる繊細な指のコントロールが可能で、音のダイナミックレンジ(フォルテシモとピアニシモの差)の幅が広いのが特徴です。大きさも4畳半に置けるコンパクトタイプのものからコンサート用のものまで、木目調デザインや消音ユニット付きのものもございます。
電子ピアノ・・・ご家庭でお手軽に音楽を楽しむために、さまざまな機能がついたものとなっています。様々な音色が出せ、演奏の補助をしてくれたり、デモ演奏をしてくれたりと機種により様々な機能を付加しています。音は電気的に合成された音となります。
音の出る方向の違い
アップライトピアノの音は背面から壁を反射して伝わる部分が多く、グランドピアノは下に向かって床を反射して伝わる部分が多く(ご家庭でグランドピアノの屋根を閉めた状態の場合)、電子ピアノはスピーカーを通して音が出ます。
内部構造の違い
アップライトピアノは直立した弦を縦方向にハンマーが叩くしくみ。グランドピアノは床とほぼ平行に張られた弦に垂直にハンマーで叩くしくみ。グランドピアノは重力が利用でき、また鍵盤からハンマーにいたるまでの構造もより緻密で、指による音のコントロールがしやすい、同じ音の連打がしやすいなど、演奏がしやすい工夫にあふれています。
電子ピアノの最近の機種は生ピアノに近い構造や素材を使ったものもあり、誰でも同じ音が出せ、タッチにより音量の変化も楽しめます。
ヤマハピアノは100年以上の歴史があり、その耐久性については他メーカーを大きく引き離して折り紙つきです。経年変化やご使用になることで部品が消耗しますが、調律や部品交換・調整をしていくことにより永くご使用になることが可能です。
お客様のご使用にならなくなったヤマハピアノは、ヤマハから直接技術を受け継いだ熟練技術者の手により丁寧に再生されます。JEUGIAの中古ピアノは、一流芸術家のコンサートでも活躍するそうした熟練技術者たちの自信作ぞろいです。実際「これが中古?」というお客様も多くあります。