こんにちは、JEUGIA三条本店stageのミヤグチです。

本日の「スタッフが語る」テーマは、「ハーモニクスだけで曲が弾ける」です。
もちろん、ハーモニクスというのはとても限定された場所でしか鳴らない貴重なものです。
しかし、ハーモニクスに取り憑かれた方なら、こんな願いを抱くかもしれません。

「ハーモニクスだけで、曲が弾きたい」

この願い、叶うのでしょうか。

例えば、BABY METALのライブギタリストとしても知られる「藤岡幹大」氏は
「harmonyX」という曲を作曲されていて、
この曲は全編ハーモニクスとはいかないものの
メインのメロディはすべてナチュラルハーモニクスと
アーミングだけで表現されており、
かなり実験的で挑戦的な曲です。

しかも、その旋律がめちゃくちゃに美しい。
ぜひ一聴して頂きたいものです。

また、ギターの開放弦にはそもそもこんな特徴があります。
「すべてEマイナースケールの構成音である」

つまり、究極的にはキーがEマイナーの曲であれば、どの開放弦も馴染むということです。
ハーモニクスの音（とくに５フレットのハーモニクス）は、開放弦の音にとても影響されるので
キーがEマイナーの曲（＝Ｇメジャーの曲）は、ナチュラルハーモニクスだけで弾く曲に向いているということです。

そして最後に、
「シンプルな曲を選ぶ」
おすすめは「きよしこの夜」「アメージング・グレース」です。

これらの曲はアレンジしやすく、同じようにナチュラルハーモニクスだけで弾いてらっしゃるアーティストさんがたくさんおりますので、
きっと気軽に挑戦していただけると思います。

以上、「ナチュラルハーモニクスだけで、曲が弾きたい」ミヤグチでした！