【スタッフブログ2578】本日のみずもり
その2578 春の終わりに思う
気がつけば葵祭が終わっておりました。
というか、5月が終わってしまいます。
岩さんもブログを卒業されてしまいます。
驚きと悲しみ。
巨人でs…みずもりです。
How's it going?
いつも通る市道の端っこに、農家さんの露店販売ブースがありまして。
そこは普段から、とても色艶が良くて味も濃い、とても美味しいお野菜が売られています。
そこの畑のご主人がトタン材で作られた小さな無人の露店販売スペースなので、売られているものは形が不揃いだったり、少しだけキズがいっていたりはするのですが、そこはお味が良いのでまったく気になりません。
時々利用させていただいております。
そんな露店販売スペースに、今年はかなり長いこと筍が出ておりました。
実は巨人がこの世で一番大好きなお野菜といっても過言ではないお野菜。
それが筍。
しかも普段はもうとうに終わっているはずの筍が、今年は長いこと販売されていました。
その日も、とても立派なものがたくさん並んでいましてね。
市道の端っことはいえ畑の入り口にあるので、その日は、たまたま作業をしていらした奥様が対応してくださり、とても良いお品物を良心価格で購入できましてね。
実物は、1kg入りのハチミツボトルより大きい!
そして掘りたてなのでとてもとても柔らかく、根本でも包丁が驚くほどスっと入る。
更にアクが殆んど無く、米ぬかを入れなくてもお水だけで下茹でができてしまう高品質。
素敵!!
これはお料理をなさる方ならお分かりかと思いますが、掘りたての筍は時間との勝負。
掘りだしてからどれだけ短時間で下茹でに持ち込めるかで、風味や味ががらっと変わってきます。
なので、安全第一を踏まえて、なるべく最短ルートで自宅に帰り、着替えも早々に下茹で作業に入りました。
出来るだけ包丁を少なく入れて、根本の削ぎ部分もできる限り小さく削いで。
あとは大きめのお鍋にお米の研ぎ汁とお水を入れて、落とし蓋をして沸騰したらすぐに極弱火に落としてそのままコトコトと1時間。
火を止めて常温になるまでそのまま放置。
そうして完璧な状態に仕上がった筍は、その日の分は全て、巨人の実家のある富山県の郷土料理でもある『筍の味噌煮』にいたしました。
昆布と鰹節と日本酒を惜しみなく使う、母直伝のレシピ。
毎年作ってはおりますが、今年はまた少し母の味に近づいた気がします。
………とはいえ、まだまだあの味には遥かに及ばないのですが、それでも少しずつ近づいているのかな。
と思った、春の終わりの巨人でした。
ということで。
それではまた次回も夜露屍紅です。
Hell,yeah!
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