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草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

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  • 〒525-0025 滋賀県草津市西渋川1-23-23 A-SQUARE SARA南館 2F
  • 077-561-6570
  •  10:00~21:00

お知らせ一覧

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ベートーヴェン/ピアノソナタ全集について(妄想プログラム その2)

スタッフTKのオススメクラシック 2019.1.1 Vol.25

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 ピアニストにとっての『新約聖書』と言われる、ベートーヴェンのピアノソナタ全32曲。SP・LPの時代から多くのピアニストが全集として録音していて(残念ながらギレリスやグールドは、あと数曲を残して未完に終わっていますが…)、近年でも児玉麻里、小菅優の日本の女流ピアニストが全集をリリースしています。
 さて、あなたならこの全32曲のピアノソナタをどういった順番で収録あるいは演奏しますか? CDに収録した全集は大半が第1番~第32番という、ほぼ番号順になっているものが多いですが、一部のピアニストはそれぞれのコンセプトに基づいた曲順で収録されています。そしてその独自の曲順で収録された全集として、アルド・チッコリーニ(輸入盤、10枚組)、横山幸雄(全12枚組、変奏曲や小品も含めた作品番号のあるピアノ作品すべてを収録)、イリーナ・メジューエワ(10枚組+特典ライブCD2枚)、などがあります。
 ではここで私の収録のコンセプトですが、
  1.1枚のCDには無理せず3曲のみ収録、2枚セット6曲にする。
  2.初期・中期・後期から1曲ずつ選曲。

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ショパン/前奏曲集を一捻り(妄想プログラム その1)

スタッフTKのオススメクラシック 2018.12.30 Vol.24

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 ポーランドの作曲家 フレデリック・ショパン(1810-1849)の代表作の一つ、24の前奏曲集Op.28。ハ長調からニ短調まで 24すべての調性を使って作曲されたピアノ曲集です。
 唯一タイトルの付いている『雨だれ』(第15番)や某胃腸薬のCMで昔から使われている第7番など有名な曲もあり、全曲弾き通せば(所要時間35~40分程)ショパンのピアノ書法がマスターできるはずですが、ちょっとピアノが弾ける程度では太刀打ちできない難曲がいくつかあることが、全曲演奏を困難にしています。また演奏時間が1分に満たない曲も10曲以上あり、それらを数曲弾けたとしても満足出来ないでしょう。そこでこんなルール(足枷、あるいは縛り)を設けてみました。
  1.持ち時間は8分以上10分以内、時間内なら何曲弾いてもいい。
  2.長調(奇数番号)、短調(偶数番号)どちらも1曲は弾くこと。
  3.番号順に演奏してはならない。(逆順はOK)
です。3番目のルールがちょっと曲者ですが、おもしろそうだと思いませんか?

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ブラームスの交響曲について

スタッフTKのオススメクラシック 2018.12.28 Vol.23

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 ドイツ・ロマン派の作曲家 ヨハネス・ブラームス(1833-1897)は交響曲を全部で4曲作曲しています。どれもが名曲ですが、演奏回数や人気では 1番→4番→2番→→3番の順番でしょうか(2番と4番が逆もあり)。どちらにしても3番は他の3曲よりも演奏回数や人気順では低いようです。私の所持している『作曲家別クラシックCD&LD/DVD総目録』の1994年度版ではブラームスの交響曲全集は22種ですが、1曲ずつでのリリースでは、第1番 ハ短調Op.68が59種、第2番 ニ長調Op.73が46種、第3番 ヘ長調Op.90が40種、第4番 ホ短調Op.98が51種となっており、やはり第3番だけがちょっと人気が劣るようです。
 実際 私もブラームスの交響曲はシャルル・ミュンシュ指揮の第1番、カルロス・クライバー指揮の第4番、この2曲は昔からよく聴いていて、2番と3番を聴いたのはだいぶ後になってからでした。残り2曲のうちまず第2番を聴いて、第4楽章のあまりのお祭り騒ぎぶりに「なにこれ~」となって、お堅い重厚なイメージのブラームスは、どこかに飛んでいってしまいました。そしてその後も第3番だけがちゃんと聴く機会がなくて(もちろん第3楽章が映画『さよならをもう一度』に使われていて、メロディーだけは知っていましたが)、第2番を聴いてからかなりたったある日、父の所蔵しているCDラックに交響曲第3番があるのを見つけ、初めて聴いてみました。

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モーツァルトの変奏曲が…

スタッフTKのオススメクラシック 2018.12.12 Vol.22

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 今回はモーツァルトの有名なピアノ作品を元にして作られたオーケストラ曲を2つ紹介します(どちらも変奏曲のテーマ(主題)を使った作品です)。
 
   ・レーガー/モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
 ドイツの作曲家 マックス・レーガー(1873-1916)は、この曲の作品番号からわかるように43歳という生涯のうちに多くの作品を残した作曲家ですが、今も演奏されている曲はわずかです。この変奏曲は割りと演奏されている方ですが、モーツァルトの音楽を原曲に使っているという理由が大きいと思います。その原曲とはピアノソナタ イ長調 K.331、有名なトルコ行進曲を第3楽章にもつソナタの第1楽章の愛らしい変奏曲のテーマが原曲です。
 レーガーの作品は主題、8つの変奏、フーガという構成で、主題はほぼ原曲通りですが、くり返し部分を楽器の組み合わせを変えて演奏しています。その後第1変奏の出だしこそ原曲の雰囲気を残していますが、すぐに反進行の音型(原曲が♪ミ~ファミ、ソ~ソ だったら、レーガーは♪ミ~レミ、ド~ド という風に)を使っています。そして変奏が進むにつれ、聴いただけでは原曲と結びつかないような、レーガー独特の世界が展開します(最後の第8変奏がものすごいです)。そして最終変奏が終わったあと待ち受けている長大なフーガ。

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資料について

スタッフTKのオススメクラシック 2018.11.28 Vol.21

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 ここまで20タイトル近く(まだホームページにアップしていないのも含めて)コラムを書いてきましたが、今回は文章作成に使用している資料について説明していきます。
 まず楽譜ですが、これは私が昔からコツコツ買い集めているものを使用しています。原典版については私は一つに限定せず、複数の出版社のものを比べるというスタイルです。
 音源については実家にあるCDやLP(プレイヤーが壊れたので最近は使ってないです)でチェックしています。コラムで取り上げた珍しい作品についても音源があるので、それらを基にして紹介しています(リスト/祝典カンタータの楽譜だけが入手できていません)。
 そして紙媒体の資料ですが、これは現在発売されていないものを2つ使用しています。一つは音楽之友社が2000年頃まで毎年刊行していた『作曲家別 クラシックCD&LD/DVD総目録』で、作曲家のアルファベット順に編成の大きい作品(「レコード芸術」誌でのジャンル順)から指揮者、演奏団体、ソリスト、録音年(ステレオかモノラルか、デジタルかアナログか)、カップリング曲、CD番号 等が記載されている便利な資料です(私は1991年度版と1994年度版を所有しています)。

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私の嫌いな曲・・・

スタッフTKのオススメクラシック 2018.11.24 Vol.20

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 今まで私の好きなオススメしたい知られざる曲などを、いろいろ紹介してきましたが、実は1曲どうしても 我慢できない部分がある超有名曲があります。それはシューマン作曲の謝肉祭 Op.9のラストです。この「謝肉祭」は20曲からなる様々な雰囲気の曲が集まった作品で、終曲の「フィリシテ人と闘うダヴィッド同盟の行進」は3拍子なのに行進曲としか聞こえない、この曲でしか味わえないものがあります。が、そのラスト ほどんどの楽譜で最後の1ページ分にあたるPiú strettoの直前からが、どの演奏も楽譜通りに弾いていない、というより楽譜が出版社によってまちまちなのです。
 私が大学時代、楽曲分析の一環でこの曲のエディション研究を行ったのですが、当時(今から30年程前)国内外の10数種の楽譜を集めたところ、このラスト1ページ 同じものは一つとしてなかったのです。
 Piú strettoは225小節から始まっているのですが、その直前、楽譜にはリタルダンドなどは、どこにも書かれていないのに、多くのピアニストはテンポを落としています。
 そして出版社によって解釈が違うのが231小節目と239小節目で、ここだけ3拍子のところに4分音符4つ入れている部分を、4連符として扱っているか、そうでないか、あるいはここだけ4分の4拍子にしているかと、いくつかのパターンがあります。

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あまりにも不遇な独奏楽器 ベルリオーズ/イタリアのハロルド

スタッフTKのオススメクラシック 2018.11.17 Vol.19

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 フランスの作曲家エクトル・ベルリオーズ(1803-1869)は、交響曲を全部で4曲作曲しています。すべてにタイトルがついているので、第〇番という呼び方はしていないのですが、有名な「幻想交響曲」はその中で一番最初に作曲された交響曲です。
 今回紹介する「イタリアのハロルド」は「幻想交響曲」の4年後、2作目の交響曲として作曲されました。この曲の正式なタイトルは「ヴィオラ独奏付き交響曲『イタリアのハロルド』」というもので、オーケストラの楽器の中でも目立たない、独奏楽器として当時からもあまり使われていないヴィオラ(ベルリオーズ以前ではバッハ/ブランデンブルグ協奏曲第6番かモーツァルト/協奏交響曲ぐらいです)をメインに作曲されました。
 なぜベルリオーズがこの楽器をソロとして使ったか、今日では信憑性が低い説(ベルリオーズ本人による回顧録での記述のため)ですが、幻想交響曲を聴いて感動したパガニーニがベルリオーズの元を訪れ、「高価なヴィオラを手に入れたので、この楽器のための協奏曲を作ってほしい」と依頼してきたというものです。
 実はベルリオーズは独奏楽器と管弦楽による協奏的作品は「夢とカプリッチョ」というヴァイオリンと管弦楽による演奏時間10分程の小品1曲しかありません。ヴィオラ協奏曲として作曲を進めていたベルリオーズですが、圧倒的なオーケストラの響きにかき消されるヴィオラの扱いに困り、パガニーニへの依頼を断念してヴィオラ協奏曲ではなく、ヴィオラ独奏を伴った交響曲「イタリアのハロルド」として完成させます。

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細田守 監督について

スタッフTKのオススメ 2018.11.14 Vol.18

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 2018年公開された細田守監督の最新アニメーション映画『未来のミライ』。公開前、まだ情報が少なかった時期に出ていたあらすじを見て「えっ!!」となった私のような古参アニメファンは少なくなかったと思います。それは今から27年前(もう四半世紀前なのか…)、1992年にTV放映されていたあるアニメに設定が似ていたからです。そのアニメのタイトルは『ママは小学4年生』、あのガンダムシリーズを制作していたサンライズが初めて手掛けた女の子向けアニメでした。
 ストーリーは、ある嵐の晩、15年後の未来からやってきた主人公の赤ちゃん(名前はミライちゃん)をまた未来に返すため小学生たちが奮闘するというものです。自分勝手な主人公側の家族(女の子とその母親、同居している叔母)には共感できなかったのですが、主人公の女の子が「もしかして未来の旦那様?」と思っていない方の男の子のストーリーに泣かされます。第46話「かあさんの唄」は必見です。最終回より泣けます…。
 ここまでクラシックとはまるで関係ない話が続きましたが、一つだけ多いに関係あるのが、エンディングで流れる曲「この愛を未来へ」です。作詞:岩谷時子、編曲:樋口康雄(その後サンライズ作品の「ガンダムX」で音楽を担当します)で、モーツァルトのピアノソナタ ハ長調 K.545の第1楽章(一番有名な ♪ド~ミソ、シ~ドレドの曲)を使っているのです。しかも「ラバーズ・コンチェルト」や「キッスは目にして」「Jupiter」のような、単にクラシック音楽のメロディーに歌詞を付けアレンジしているのではなく、モーツァルトのピアノソナタそのものを伴奏にして、新たにメロディーを作って歌っているのです。歌手は当時、出産休業明けだった益田(岩崎)宏美さん、これはベストな人選だと思いました。今回のオススメはこの曲です。

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ベートーヴェンとティンパニ

スタッフTKのオススメクラシック 2018.11.13 Vol.17

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 私は最近はあまり演奏会などに行っていないのですが、クラシックのコンサートやTV中継では、オーケストラのある楽器を特に注意して視ることがあります。それはティンパニです。オーケストラの一番後ろで一人立っての演奏(この記事を書くため色々な演奏を見ましたが、座ってる方が多かったです…)、そして動きと音が一致するかなめの楽器です。ベートーヴェンは古典派からロマン派へ繋がる中で、管弦楽器の新たな可能性を見い出し、それは打楽器のティンパニに対しても同じことが言えます。今回はそのベートーヴェンの作品からティンパニの ここを聴いて!!という部分をいくつか紹介します。

 ・交響曲第3番 変ホ長調「英雄」第1楽章 520小節目
 いきなりピンポイントです。第1楽章の後半、提示部(前半)にはなかった16分音符による連打があります。私はここを派手に叩いてくれる演奏が好きです。また第1楽章の終わり近くでトランペットと一緒に3連符でリズムを刻むところも好きです。

 ・交響曲第4番 変ロ長調 第2楽章
 ラスト直前(102小節目)、この楽章の特徴的な符点リズムをティンパニだけで(オーケストラの他の楽器はすべて休み)、刻む部分があります(耳を澄ませて聴いて下さい)。

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ウェーバー/8つの小品(連弾曲)Op.60

スタッフTKのオススメクラシック 2018.11.6 Vol.16

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

  • ウェーバー/8つの小品(連弾曲)Op.60(その1)
 作曲家としての知名度はあるのに、代表作以外はあまり演奏される機会が少ない作曲家の一人、カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)。代表曲はベルリオーズの管弦楽編曲版でも有名な「舞踏への勧誘」(原曲はピアノ独奏曲です)、オペラ「魔弾の射手」で使われている「狩人の合唱」など誰でも知っている曲がある一方、ピアノソナタは4曲あるのですが全曲通して演奏されることは稀です。
 さて、今回紹介する連弾曲ですが、ウェーバーは連弾用の作品集を3つ残しています。初期の頃に作られた 6つの小品Op.3とOp.10a、そして1819年に作曲されたこの8つの小品です。最初の2つの作品集は易し目に作曲されているのですが、8つの小品はどの曲も2人のアンサンブルや演奏技術がしっかりしたものとなっています。この連弾曲も演奏される機会があまりないのですが、この中の2曲がヒンデミットの管弦楽曲「ウェーバーの主題による交響的変容」の第1、4楽章に使われているので、そちらの曲を聴かれた方は、おられるかも知れません。それでは曲紹介を。

 第1曲:モデラート

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